待合室には大型モニターを
設置しています
大画面のモニターを設置しています。
ここでは当院での診療内容や、設備のご案内をはじめ、ムシ歯の起こる様子や歯周病のくわしい進行の様子などを説明しています。
一編約25分で繰り返しています。
〔安全で安心いただける治療〕
当院ではすべての患者さまに最高レベルの滅菌済み器具を使用し、院内感染防止のために万全を期しています。
当医院では、安心・安全な治療を受けていただくために、患者さんの口に入る医療器具および使用するハンドピースは一回ごとに交換して洗浄・滅菌消毒を行っております。滅菌した器具は滅菌バッグに入れて保管し、患者さまが診療台に座られてから開封します。
滅菌できないものはすべて使い捨て(ディスポーザブル)にしています。紙コップ、エプロンなどです。注射針も、もちろん一回ごとのディスポーザブルです。
オートクレープ
高圧加熱滅菌器です。121℃で約20分間、
132℃で約5分間滅菌し、無菌状態にします。
ハンドピース専用滅菌器
ヨーロッパ基準クラスS規格の高い滅菌機能を持っています。
口腔外バキューム
院内の全チェアサイドに設置しています。
治療時に飛び散る粉塵や水滴、いわゆるエアロゾルを吸引し、感染予防に役立てています。
AED(自動体外除細動器)
緊急時のためです。
西宮市消防局にも登録し連携しています。
〔できるだけ痛くない治療〕
むし歯で欠けたり割れてしまった歯は元に戻りませんが、当院では、ミニマルインターベンションの原則に基づき、
歯の修復に際して、できるだけ健全な部分を削らないように心がけています。
歯に詰める材料や接着方法の進歩により、大きく削らなくても済むケースが増えてきました。同様に神経を残すように努めています。
電動麻酔で痛みを極力抑える
麻酔の痛さがトラウマとなり、歯科医院を敬遠する方も多い様です。
当院では、以下の方法で麻酔の痛みを最小限にとどめるように努力しています。
- 十分な表面麻酔剤を塗布します。
- 電動注射器を使い、ゆっくりと麻酔液を注入します。電動麻酔器は電子制御により速度を一定にできるので痛みが感じにくくなります。
- 33ゲージの細い注射針を使用しています。
〔できるだけ歯を残す治療〕
大切な歯を残せるように、可能な限り抜かない治療をご提案します。
抜歯からの、入れ歯治療、インプラント治療は最後の手段と考えています。
むし歯治療では、むし歯菌に感染した部分を完全に除去しつつできるだけ削らないように心がけています。
歯の根の治療(根管治療)では、ずっと痛くなく咬めるよう予後の良い治療を目指します。
また、歯周病治療では歯周病菌の除去と正しいブラッシングで、定期健診を続けながら大切な歯をできるだけ失わないことを常に心がけています。
〔いつまでもしっかり
噛むために〕
それでも仕方なく何本かの歯を喪失しまった方には、それでもしっかり噛むための方策を考えなければなりません。
当院で初診時に入れ歯を使用されている患者さんに聞いてみると、 入れ歯に満足されている方は意外と少ないようです。 入れ歯についての不満はおよそ以下の通りです。
- 噛めない、痛くて噛みにくい。
- 入れ歯が安定しない。すぐ浮き上がる。
- 異物感が大きい。分厚い。
- 食べ物の味がわかりにくい。
- 話しにくい。
- 金属のバネ(クラスプ)が気になって、人と話すのがおっくう。
- 出し入れや毎日の手入れが面倒。
入れ歯は、残っている歯の本数や場所に関わらず、すべて保険治療で
対応できるので作り直して満足いただける場合もありますが、それでも限界はあります。そこで、対応策として考えてみます。
- 入れ歯の前後に歯が残っていれば、それらを支台としたブリッジという被せものにする。
- インプラント治療によって、入れ歯が不要になる。
- 特殊な装置を使って、入れ歯を固定し安心して咬めるようにする。
- クラスプのない入れ歯と作成し誰とでも気にせず話ができるようになる。
他にも、インプラントと入れ歯の併用によって歯が全くない顎でも動かない入れ歯を作っていくこともできます。
〔インフォームドコンセント〕
診療を始めるにあたって、お口の中の状況を把握し、それを説明して理解していただき、そのうえで治療方針を決定していきます。
そのために、各診療台にモニターを設置しており、患者さまのお口の状態や治療経過など、詳しく説明いたします。
また患者さまの症状やお悩みなどもじっくりお伺いさせて頂きます。
撮影したレントゲンや口腔内カメラで撮った写真をリアルタイムで写し出して十分な説明を行うことを心がけています。
〔光学印象システム〕
お口の中をカメラでスキャンして精密な歯型を採る装置です。
従来歯型を採るのは、粘土状の印象材をお口の中に入れるので、患者さまにとっても負担がかかるものでした。
しかし光学印象システムは小型のスキャナーでお口の中の撮影を行い、そのデータをもとに3Dで精密な歯型を採取することが可能になりました。
お子様や嘔吐反射のある方などでも負担が少なくなり、治療期間の短縮が図れます。
当院ではケアストリーム社のCS3700を採用しています。
〔歯科用CT〕
より高度な診断と安全な治療のために、当院では歯科用CTを導入しています。一般歯科治療からインプラント治療に至る、あらゆる治療の診断に使用しております。また、撮影範囲を限定しているためX線低被爆でのCT撮影が可能です。
歯科用CTとは
近年開発された歯科に特化したCT撮影装置で、コーンビームCTとも呼ばれています。
歯科用CTの撮影は、コーンビームが1回転するだけなので、撮影時間が10秒足らずと短く、被ばく線量も医科用CTに比べて8分の1から50分の1と少なくて済みますし、高画質で繊細な画像を得ることができます。
従来のX線と比べると
2次元の平面的な画像でしたが、CTでは3次元の立体的な画像で診断ができるため、骨の形や密度、神経の走行状態、また歯の根の先の病巣の位置や大きさなどが正確に把握できるようになりました。
これは安全性の高い治療につながります。
-
根管治療
CT画像により、神経の入っている歯の根の数、形や方向を正確に知ることができます。
また、歯ぐきが腫れた時に原因の場所もわかりやすくなり、診断に役立ちます。
-
インプラント治療
インプラントを埋入する部位の骨の状態(骨質、厚み、高さ、形態)や神経や血管の走行がわかるので、診断が正確になりました。
-
歯周病治療
歯周病は、細菌感染で歯を支える骨が融けてしまう病気ですが、この骨の状態を立体的に知ることで、正確な診断ができ、治療計画を立てやすくなります。
-
智歯(親知らず)
智歯の位置はさまざまで、形や根の方向や曲がり具合など、3次元でなければ把握できない情報が多くあります。
神経の走行を正確に知ることもできるので、開業医で抜歯ができるかどうかも含め、安全性が高まりました。
〔かかりつけ歯科医
機能強化型歯科診療所〕
当院は、「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」として、厚生労働省より正式に認可されております。
平成29年4月1日現在、この基準を満たす歯科医院は全国の10%程度です。